大丈夫ですか?お宅のインターネッツ
2016年がスタートしてまだ1ヶ月も経っておりませんが早速各業界でいろいろ大きな出来事が起こっていますね。
そうした前のめりな世の中の出来事でサイキちゃん的にクローズアップしたい出来事がこちら。
IE10、IE9、IE8のサポート終了(マイナビニュース)
こちらはマイクロソフト公式。お知らせ的には1年半程前のものです。
Internet Explorer サポートポリシー変更の重要なお知らせ
ここでまずInternet Explorer(以下IE)とはなにか?
Internet Explorer(インターネット エクスプローラー)は、マイクロソフトが開発するウェブブラウザである。以前の名称はMicrosoft Internet ExplorerやWindows Internet Explorerであった。一般的に、IEやMSIEと呼ばれる。
Windows 95以降のWindows ファミリーには標準で含まれている。Windows Mobile(Windows CEの一部構成を含む)にはInternet Explorer Mobileが含まれている。以前はMacintosh用のInternet Explorer for Mac(IE:mac)や HP-UXとSolaris用のInternet Explorer for UNIXも存在したが、これらは現在サポートされていない。
Windows 10から標準ブラウザはMicrosoft Edgeに置き換えられ、Internet Explorerの開発は終了した。ただし、互換性維持のため、Internet Explorer 11はWindows 10に引き続き搭載されており、セキュリティアップデートの提供も継続される。
出典:ウィキペディア
かんたんに申し上げるとWindowsパソコンに標準で入っているインターネットを見るためのソフトです。
そしてインターネットを見るためのソフトのことをWebブラウザといいます。
IEは初代から数えると20年以上の長い間バージョンアップを繰り返しながら現在も高いシェアを維持し世の中に君臨しています。
今、この記事をIEでご覧の方も多いことでしょう。
さて、前置きが長くなりましたがこのIE、上記のようにWindowsに付属するソフトだけにそのバージョンは多岐に渡り且つ複雑化しています。
現在マイクロソフトからサポートを受けられるWindowsとIEの組み合わせは以下になります。(サーバ製品除く)
Windows 10 | IE11 Edge |
Windows 8(8.1) | IE11 |
Windows 7 | IE11 |
Windows Vista | IE9 |
これらのOSで上記以外のIEのバージョンであればすみやかに更新する必要があります。
ちなみに各Windowsでの初期搭載IEは以下になります。
Windows 10 | IE11 Edge |
Windows 8.1 | IE11 |
Windows 8 | IE10 |
Windows 7 | IE8 |
Windows Vista | IE7 |
Windows10、8のユーザーはブラウザアップデートの必要は無し。
Windows8ユーザーは8.1にOSアップデートした後IE11に。
Windows7及びVistaユーザーはバージョンが低い可能性があるので要チェック!
バージョンチェックの方法は
- 1.IEを起動します。
- 2.画面右上の歯車(ヘルプ)→バージョン情報をクリックします。またはAlt+Hキーを同時に押すとヘルプメニューが表示されます。
チェックをしてみて、もしバージョンが低かった場合は↓からダウンロード可能です。
Windows Vista SP2 | IE9 IE9のダウンロード IE9をインストールする方法 |
Windows 7 (SP1) Windows 8.1 |
IE11 IE11のダウンロード IE11をインストールする方法 |
Windows 8 | Windows 8.1へ、アップデートが必要です。 Windows 8.1へのアップデート方法 |
これまでIEは、例えばWindows7であれば初期搭載のIE8からIE9、IE10を経て最新のIE11と4つのバージョンが同時にサポートされていたのですが、1月12日からは古い3バージョンのサポートが打ち切られ最新のIE11のみのサポートになっています。
これはITを生業とするものにとっては非常に大きなインパクトがあります。
上記のWindows7の場合では私達の制作物はこれまで4つのIEのバージョンに対応しなければならなかったものが、今後は最終的に1バージョンに集約されるということです。
他バージョンのWindowsについても来年4月にOSサポートが切れるVistaを除いてすべてIE11にまとまります。
私達の業務はこのIE各バージョンへの様々な対応に割かれるリソースが比較的大きかったのですが、今回のサポート終了でその辺りの悩みがある程度解消に向かうわけで、これは業界的にとても喜ばしいことです。
とはいえブラウザ環境への対応は今後も大きな変化を伴いながらゴール無き道が延々と続くわけですが。
ユーザー的にもブラウザをアップデートしなければセキュリティ的なデメリットはもちろんのこと、Webサイトを見る際、見た目に不具合が出て来ることが増えてきます。
しかし企業で使用するパソコンにはWindows7とIE8という組み合わせもまだしばらくは残るでしょう。
もう一度言います。
すでにIE10、IE9、IE8のサポートは終了しています。
古いバージョンのIEを使わざるを得ない環境でなければ
今すぐ最新のIEにアップデートしましょう!