「へ」の気持ちに思いを馳せる
こんにちは。デザイナーのトミです。
子どもの頃からひらがなの「へ」とカタカナの「ヘ」が同じということに疑問を持っていました。
なぜなのか。
しかも唯一ですよね。
それぞれ「49音」作ったんだから、あと1つくらいがんばって作れよ!って、思っていました。
そこで、ふと思いだしてひらがなとカタカナの成り立ちについて調べてみました。
ひらがなは、女性の話し言葉を書き記すために漢字全体を崩して作られ、(例えば「安」→「あ」)
カタカナは、男性が漢字にフリガナを付けるために漢字の一部を省略して作ったらしいです。(例えば「阿」→「ア」)
では「へ」はどうかというと、ひらがなの「部」(部屋のへ)という漢字、カタカナも同じく「部」の「おおざと」をベースに省略して書かれたようです。
つまり「へ」は、ひらがなもカタカナも元になった漢字が同じだったため、崩したら同じ形になったという事らしいです。
へー。
…いやいや、無理があるでしょ。
モチーフが一緒だから同じになるのは仕方がないよね!パクリじゃないよ!
って、某有名アニメーション制作会社と同じような苦しい言い訳。
なんだか納得がいかないものです。
絶対どっちかパクったでしょ。
まぁ、どちらにしてもデフォルメのセンスを疑いますね。
ちなみに、ひらがなでは唯一「へ」のみ部首を省略した文字らしいです。他は漢字全体が元になっています。
ということは、ひらがながパクった説が濃厚ですね。怪しいです。
しかも、
「え」と「ゑ」があるにもかかわらず、「へ」を「え」と発音させています。
「へ」の負担は計り知れません。
ひらがなとカタカナの二役をこなしながら、「え」の代役までも!
まったくもって「ゑ」は役立たずです。
これからはもう少し「へ」に感謝しながら使いたいと思います。