日曜日、広島県予選大会でした。
27日(日)に、詩吟の広島県予選大会がありました。
毎年出場している大会ですが、広島に戻って来て広島である大会は初めてで少し新鮮でした。
これまではずっと、京都や大阪から戻って出ていたので、今思えば時間もお金も(笑)体力的にもがんばってたなぁと思います。
当時はそれが普通だったので、何も思ってませんでしたが・・・
結果は、、、
おかげさまで、優勝できました!
あまり体調が良くなく、出番後は決勝に行けたらいいし、今日は2位でも3位でも仕方ない・・・
なんて弱気になってましたが、結果が出ると「やっぱり1番がうれしいわ♪」とゲンキンな私は思ったのでした 笑。
さて、それは置いといて・・・
こういう舞台に長年出続けていると本当にたくさんの経験ができます。
例えば、コンディションが悪い時のマインドの持ち方など。
これまで、大会を体調不良で欠席したことはないのですが(※大会前日はお酒を飲まないとか、体調管理にはそこそこ気をつかっています 笑)、それでも年に複数回ある大会、風邪をひいたり鼻炎(花粉症とは言わない 笑)の症状が出たり・・・仕事が忙しくてヘトヘトだったり・・・
いろんなシチュエーションがありました。
風邪とか鼻炎はしょっちゅうあります。
むしろ、万全な体制で挑めることの方が少ないと言えます。
きっとみなさんそうです。
1番ひどかったのは、扁桃腺炎で咳が止まらず、前日に病院に駆け込んだものの、すぐ治るわけもなく詩吟人生最大のピンチ!(笑)と思いながら舞台に立ったこと。
基本的に、舞台に出た瞬間から“舞台態度・マナー”という視点で審査をされているので、咳込むのはご法度。
さらに、吟じてる最中に咳が出れば、全体の流れや聴こえを悪くしてしまいますし、タイムにも影響します
(※大会にもよりますが、歌い始めから終わりまで2分を1秒でも超えたらその時点で失格になる場合もあります)。
たった2分・・・されど2分。
咳を出さないようにコントロールするのは無理かも・・・と思いましたが、なんとかかんとか息を吸い込み過ぎないようにしたり、いつもより声は小さくマイクに近づくなどで、乗り切りました。
必要なのは、やっぱり集中と気合いだわ・・・ と、この時ばかりは思いました 笑。
精神論になってしまいますが、この時の心理は「咳出たらどうしよう・・・不安・・・」ではなく、
「出たら出たで仕方ない。できることをやるしかない!(開き直り)」でした。
“弱気にはならない。でも、欲張らない”こと。
逆に、調子が良い時は、“基本だけ”を意識しています。
子どもの頃は、「優勝したい!1位にならなきゃ!」など邪念もありました。負けず嫌いな人間ですから。。笑
でも、その瞬間すでに集中できていないんですよね。。
今は舞台に立つ直前は、「あそこをあぁしなきゃ」とか「あそこ注意だな」とか全く考えません。
ただただ、自分が吟じる“漢詩”の言葉を頭の中で復唱しています。。
なぜなら、音程やアクセントなどのミスは減点で済みますが、
詩文を間違えたら、その時点で失格となるのです。
あれこれ欲張って考えるより、言葉を間違わなければ残る可能性がある!ということ。
このおかげか、記憶の限り大会で言葉を間違えたことはないと思います。
(意外とあるものなんです。とても上手な方でも、ふとした瞬間に忘れちゃう・・・間違えちゃう・・・。舞台には魔物がいます。コワイコワイ・・・)。
何が1番大切か、その場で求められることは何かを極力シンプルに見極めること
これは詩吟の舞台だけでなく、何にでも通じることかと思います。
と、これからの自分にプレッシャーをかけつつ(笑)、この辺で終わります。
決勝は9月@尼崎!!
少しでもパワーアップできるように、がんばります!